こんにちは!
静岡県三島市、沼津市そして裾野市で活動中のミナクヨガのミナクです。
先日、70代の方のプライベートレッスンを行わせて頂きました。
レッスン前に、お話をさせて頂き、その方の身体の状態、心の状態を観察させて頂きながら、決まったレッスンの意図は・・・
彼女の強い要望で、”逆転のポーズを楽しむ”こととなりました!
もともと、彼女は10年近くヨガをされているベテランのヨギーニさん。
しかしながら、昨年初めに腰部脊柱管狭窄症
の手術をされてから、逆転のポーズをすることが怖くて、レッスンを受けていても、ハラーサナ(鋤のポーズ)
や、サルヴァンガーサナ(肩立ちのポーズ)
は、お休みしていたそうです。
でも、鋤のポーズや肩立ちのポーズの何とも言えない気持ちよさを知っているだけに、もう一度あの、スカッとする気持ちの良さを味わいたい!
というご希望だったのでした。
安全に逆転のポーズを楽しむためには、自分自身の体軸をしっかりと意識することができること。
そして、逆転になりながら、しっかりと体を支える肩、腕を鍛えながら、準備を進め、着々と逆転に向かっていったのでした。
そして迎えた、逆転のポーズ。
今回は、アーサナの王様と呼ばれる、シルシャーサナ(頭倒立)を選びました。
シルシャーサナと言っても、シルシャーサナに入る直前、足を上げる前までだったのですが、
シルシャーサナが初めてだった彼女。そのまま、フッと足が自然に上がっていくような気持ちの良さを感じていたようです。
そして、その後、彼女が望んでいた肩立ちのポーズ、そして鋤のポーズへと入っていきました。
肩の下には、しっかりとブランケットを使って、最初は、お声掛けだけで、彼女の体と心に委ねて入ったポーズ。
シルシャーサナでクリアになった後だからでしょうか?
拝見させて頂いている私のほうが気持ち良くなるような、潔い肩立ちのポーズでした。
お見事!!!
レッスン終了後の彼女の感想です。
「70歳過ぎても、逆転のポーズができました!頭立ち。初めてだったけど、本当、このまま出来ちゃいそうなほど、気持ちよかった~~~」
そしてそして、一番望んでいた、肩立ち、そして鋤のポーズのご感想は?
「心と体がつながっているんだな~ということを実感しました。
あっ、できた!と思った後に、背中、大丈夫?ということが頭をよぎると、軸がぶれてフラフラしてくるんです。体というよりも心の持ち方なのかな~ってつくづく感じました。」
そうなんですよね!
逆転や後屈のポーズって、
好奇心⇔恐怖心
の戦いだったりします。
怖いって思ったら、出来ていたポーズもガタガタに崩れてくるし。
好奇心が怖いに勝つと、さっきまで出来なかったポーズが、嘘のように決まったり。
ヨガのポーズをとりながら、この葛藤する心と体の状態を感じられたなんて、もうしっかりとヨギーニです!
何が一番嬉しかったかって、レッスンが終わった後の彼女の笑顔でした。
笑顔というか、やり遂げた!という満足なお顔。
そして、最後の言葉が秀逸です!
「70歳過ぎても、頭立ちのポーズ出来ますか?」
出来ますとも!しっかり、サポートさせて頂きます。ゆっくり、そして楽しみながら完成を目指していきましょう!
こんな、素敵なプライベートレッスン。ありがとうございました!