こんにちは!
静岡県三島市、沼津市そして裾野市で活動中のミナクヨガのミナクです。
昨日、二本立ての岩盤浴ヨガ終了と同時に、待ちに待った10月初めてのお休みとなった今週末。
殿も土曜日の靴作り教室をお休みして、あっちこっちと私に付き合ってくれました~
そして今日のメインイベントは、、、
毎年一回。10月に行われる開田院でのペット法要。
開田院には、我が家の愛犬二頭がお世話になっております。
初代のケンタ。そして、、、二代目のもも。
ケンタ14歳。もも12歳11ヶ月。
どちらも私の愛すべき相棒でした。
ケンタは、きっと私のことを妹だと思っていたと思います。
だってね。ケンタが亡くなって一週間ぐらいの時だったでしょうか、、、街中にいる占い師の方に突然声を掛けられて、
「最近、犬を亡くされませんでしたか?その犬があなたのことを心配されています。」
と、言われたのです。
その時は、驚きと同時に嬉しかったのですが、、、冷静に考えると、犬に心配される人間ってどうなのよ???なんですけどね。それだけ、ケンタはいつもいつも私のお兄ちゃんで私の味方だったのです。
ももは、、、私にいろいろなことを教えてくれた犬でした。けっして、お利口さんな賢い犬だったわけではないのですが、私に今を生きること。生き抜くことを身をもって教えてくれた犬でした。
ももは、10歳の時に口腔腫瘍という病気になり、写真ではわからないと思いますが、犬歯から先の下あごを切断しています。
下あごが無くても、美人さんでしょ?
地元の病院では手術をすることができず、麻布大学付属動物病院
で顎の切断手術を受けました。
とても珍しい症例だったため、ももの手術前、術後の写真が獣医学会の本に掲載されているというお話を伺っています。
手術に立ち会わせて頂いたのですが、手術をして下さった先生方のお力ももちろんなのですが、術後のももの生きる力。生き抜いていく力には、ただただ飼い主は、目を見張るばかりなのでした。
ももにしてみたら、ある日突然、何の相談もなしに下あごが無くなったのです。
下あごが無いと言うことも理解できず、ある日突然、物を咥えることができなくなったのです。
食べ物を咥えようとしても、咥えられない。
水を飲もうとしても口に入らない。
何をしても、頭の中、??????????だったと思います。
私だったら、どうして私がこんな病気になったの?どうしてこんな思いをしなければならないの?何故、私だけ?
と、泣き叫んだだろうし、文句も言っただろうし、生きることに鬱々として、周りの人に当たり散らしただろう・・・と、思います。
でもね、ももは、一言も文句も言わず、少しでも食べることができるように、水を飲むことができるように、ちょっとずつちょっとずつ学習をし、工夫をし、最初は人の手からしか物を食べることができなかった段階から、普通の犬のようにご飯を食べ、水を飲むことができるようになったのです。
ももだけではありません。病気で足を切断したワンちゃんが、元気に三本足で駆け回っているのを見たこともあります。
犬は、いえ、動物は、今の自分自身を受け入れて、その場その場、今を生きることに真剣に向き合って、生きています。
人間にとって、とっても難しいことをいとも簡単に行う動物達。
失うことの悲しさはとてつもなく大きいですが、犬達から与えてもらうもの、教えてもらうものの大きさは計り知れない。だからこそ、悲しい思いをすることがわかっていても、また一緒に暮らしたいと思うのですよね。
そんな温かくて素敵な時間を共有してくれたケンタともも。
ありがとう!そして、またいつか、虹の橋で逢えるよね!